6つの目的地, 6種の料理と飲み物

アイルランド島の食べ物や飲み物を、ガイドブックを利用して地元の人たちのように味わってください。

1. アーマー・ブラムリー・アップル

どんな料理? アーマー・ブラムリー・アップルは料理用リンゴで、自然の苦みがあります。調理をしても風味や触感が残るように、ピリッとした味は料理用リンゴには欠かせません。

料理の由来は? リンゴ栽培の長い歴史からその名を付けられたオーチャード県(オーチャードは果樹園、の意味)で生まれたブラムリー・アップルには、地理的条件による固有種であることを示すPGIに認定されています。アイルランドに数多くのリンゴの木を植えたのは聖パトリックだと言われています。そして、現在アーマーと呼ばれている土地の近くにあった入植地シエンゴバもそのひとつです。オレンジ公ウィリアムは、ボインの戦いに向かう途中、アーマーのサイダーで兵士たちの渇きを癒したとも言われています。

どこで試せる? 伝統的なディープ・ディッシュ・アップルパイを味わうには、アルマ市のマーケット通りにあるエンバーズ・コーヒーハウス&グリルバーを目指してください。あるいは、最高のアーマーサイダーであるカーソンズ・クリスプやメイデンズ・メロウに酔いしれてみてはいかが?

2. ダブリン・コドル

どんな料理? 残り物を使い切るために作られた料理で、特別なレシピはありません。粗くスライスしたソーセージやベーコンに、大きめのジャガイモと玉ネギのスライス、塩、コショウ、ハーブを入れて調理したものです。隠し味には、ギネスを少々。

料理の由来は? ダブリン古来のものであり、1700年代にさかのぼります。当時のダブリンでは木曜日に余った肉を使い切っていました。金曜日には肉を食べることができなかったからです。作家ジョナサン・スウィフトが愛した料理であり、ジェイムス・ジョイスの作品には何度も取り上げられました。

どこで試せる? LovinDublinのジェイムズ・フェントンのおすすめはヘアリー・レモン。「レシピはスタッフのおばあさんから教わりました。考案したおばあさんは下町のシェリフ通りとフィングラスに住んでいました。これは本当の話です」とのこと。また、グレイヴディガーズのシェフ、キーラン・カヴァナは、コドルのオリジナルレシピを旅番組で紹介しています。

3. カネマラ・ヒル・ラム

どんな料理? カネマラの新鮮なハーブやヒース、牧草ならではの味、品質、風味が自慢の特別な子羊です。

料理の由来は? 1800年代からカネマラの丘陵地帯で育てられている顔の黒いカネマラ羊(Connemara Black-faced Horned Ewe)は成長が緩やかで、甘みのある風味豊かな肉に育ちます。メニューで見つけたら必ず注文しましょう。独特の風味があり、欧州保護地理的表示(PGI)に認定されています。したがって偽物は出回りません。

どこで試せる? カネマラの中心地クリフデンから始めてみましょう。アルダ・レストランまたはロスリーグ・マナー・ホテルでラム・チョップ料理をお試しください。

4. 北アイルランドのソーダファール   

どんな料理? ソーダファールは柔らかくて重厚なソーダブレッドです。伝統的な朝食の「アルスターフライ」と一緒に、またはバターやジャムをつけて暖かいうちに食べます。

料理の由来は? 「ファール」という言葉は、ゲール語の「ファーデル」に由来し、「4つの部分」を意味します。大きい円状に伸ばしてから、4つに切り分けます。アイルランドの気候ではよく膨らむため、ソーダファールにはイースト菌ではなく薄力粉が使われています。伝統的なパン生地のように混ぜるとグルテンが形成されないため、独特な食感になります。通常はフライパンで焼き上げます。

どこで試せる? ベルファストのマギー・メイズで、おいしいアルスターフライをぜひお試しください。

5. ウォーターフォード・ブラー

どんな料理? ブラーは、軽いけどしっかりした歯ごたえがあり、かすかに甘い麦芽の香りがする白い生地のパンです。

料理の由来は? ウォーターフォード県の名物で、PGIの認定を取得しています。余ったフランスパンで作られたものであり、1700年代にウォーターフォードに到着したフランスのユグノーによってもたらされたのが始まりだと言われています。1802年、アイルランド・キリスト教修士会の創設者が、バラック通りにある学校に通う子供たちのために作り始めました。それ以来ブラーはこの街の名物料理となり、今ではウォーターフォードの4つの老舗パン屋で作られています。

どこで試せる? ウォーターフォードのハノーヴァー通りにあるグラナリー・カフェでは、美味なベーコンとブラーが提供されています。また、No 9 Cafeを訪れた人は皆、BBQプルドポークとハム、マスタード、ピクルス、溶けたチェダーチーズが入ったブラーを「最高」と絶賛しています。

6. アイリッシュコーヒー - ライムリック県フォインズが起源

どんな料理? アイリッシュコーヒーとは、ホットコーヒーにアイリッシュウィスキーとゴールデンシュガーを入れてかき混ぜ、たっぷりの生クリームをのせたもの。 

料理の由来は? レシピの考案者は、ライムリック県フォインズ空港で働くシェフのジョー・シェリダン。それは1942年のこと。飛行機の出発を待ち、寒さに震えているアメリカ人の乗客グループを見かけたシェリダンは、コーヒーにウィスキーをたらして出しました。そして、ブラジルのコーヒーかと尋ねられ、「いいえ、アイリッシュコーヒーです」と答えたのです。こうして「アイリッシュコーヒー」が誕生しました。

どこで試せる? アイリッシュコーヒー発祥の場所、フォインズ飛行艇・海洋博物館のアイリッシュコーヒー・センターで必ずお試しを!

アイルランドの伝統的な食事について、続きを読む...

アイルランドのグルメ