ワイルド・アトランティック・ウェイの『スター・ウォーズ』

©Lucasfilm
Driving Driving
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5 日間

アイルランドのワイルド・アトランティック・ウェイでダークサイドから逃れ、南部のコーク半島やケリー半島を出発点に、クレア県の崖を越え、北部ドニゴール県の岬を巡る

アイルランドに到着した『スター・ウォーズ』のキャストとクルーは確信したはずです。野性味あふれる大西洋や険しい崖、陰鬱な空といった自然が、レイとルーク、ダークサイドから逃れんとする終わりなき闘いの物語にとって、完璧な背景になるはずだと。ただしスケリッグ・マイケルはUNESCO世界遺産の一つでもあり、ロケ地として利用できる場所には限りがあります。そこで一行は、より柔軟にロケ地を選ぼうとワイルド・アトランティック・ウェイの全行程を見て回りました。

とはいえキャストとクルーに消えることのない印象を感銘を与えたのは、別世界のような絶景ばかりではありません。撮影終了時には、ルーカスフィルムは地元紙に8回以上も広告を打ちました。滞在中の地元民の温かな歓迎と、心からの熱狂に感謝の気持ちを伝えるためです。ワイルド・アトランティック・ウェイにジェダイが刻んだ足跡を辿りたい方のために、当地でのエピソードの数々をご紹介します。

ワイルド・アトランティック・ウェイの『スター・ウォーズ』

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マップ

コーク県ブロー・ヘッド&クロークヘイブン

圧倒的なパノラマ風景を求めて、『スター・ウォーズ』ロケハンはウェスト・コークのブロー・ヘッドとミゼン・ヘッドを訪れ、鉱山跡地や廃墟を利用することにしました。

A driving 8分
コーク県ブロー・ヘッド

大西洋の偉観

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のキャストやクルーは、ミゼン・ヘッド半島のお隣のブロー・ヘッドに点在する岩だらけの洞窟や鉱山跡で撮影を行いました。当地でこの景色を一目見れば、なぜロケハンがこの地に心奪われたのかが一瞬にして分かるはずです。受賞歴のあるミゼン・ヘッド・ビジターセンターで海に深く根差した当地の歴史を学び、急な傾斜を下りて信号台を訪れた後は、泡立つ海原にかかるアーチ橋を渡ってアイルランド本土に戻りましょう。橋を渡る時はぜひ眼下の海をご覧ください。アザラシやイルカ、ザトウクジラが戯れる姿を見られるかもしれませんよ! お腹が空いたら、ビジターセンターのミゼン・カフェがお勧めです。

時間にゆとりがあれば

ファストネット・ロックは必須の見ものです。アイルランド移民が祖国を離れる時に最後に目にする景色であることから、「アイルランドの涙」とも呼ばれる小島です。彼らの多くは永遠に祖国に帰ることができませんでした。

B
撮影中の『スター・ウォーズ』撮影クルー

南部の半島群がもたらす胸の鼓動

目を見張るパノラマのほかにも、南部の半島群周辺の町や村はポストカードと見まがう景色にあふれています。たとえばクロークヘイブンの漁村は、船でアメリカを目指す人びとの最後の寄港地として知られていました。現代のクロークヘイブンは活気にあふれ、居心地のよいカフェや伝統音楽が流れる趣のあるパブが点在し、ウォータースポーツ・ファンの人気スポットとしても愛されています。クロークヘイブン・インオサリバンズ・バーのスツールに腰を下ろし、地元住民とおしゃべりを楽しんでは? ルーク・スカイウォーカーが町にやって来た時のさまざまなエピソードを聞かせてくれるかもしれませんよ!

時間にゆとりがあれば

アイリッシュ・ファームハウス・チーズの人気商品「デュラス」で有名な、デュラスの村へようこそ!

ケリー県ポートマギー&スケリッグ諸島

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の始まりと終わりの場所である当地。スケリッグ・マイケルを目にした瞬間、キャストとクルーは撮影中の滞在先をポートマギーに決めました。

C walking 5分
セットに立つマーク・ハミルとJ・J・エイブラムス

名状しがたい場所

UNESCO世界遺産にも登録されているケリー県沖合いのスケリッグ・マイケル『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のエンディングに登場した時、多くの人は「ワーオ!」とただ一言漏らしました。映画の製作チームも、同じ気持ちでした。「とにかく圧倒された。『スター・ウォーズ』の世界観にぴったりだった」(ロケハンを率いたマーティン・ジョイ) 6世紀に忍耐強い修道僧が初めて住み着いたことでも知られるスケリッグ・マイケルは、圧倒的な景観を誇る場所の常として、その眩暈を催す石段を登って訪れることのできる年間の人数を制限しています(また、許可を得ている船しか島に上陸することはできません)。 でも、(天気が許せば)スケリッグ諸島を周るクルーズが楽しめます。ポートマギーからクルーズ船に乗り、マーク・ハミルが「名状しがたい」と表現した場所をぜひご覧ください。

時間にゆとりがあれば

バレンティア島のザ・スケリッグ・エクスペリエンスを訪れ、船酔い知らずでスケリッグ諸島を楽しみませんか。もちろん、バリンスケリッグスに建つ受賞歴のあるスケリッグス・チョコレート・ファクトリーでスイーツを味わうのも忘れずに。

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マーク・ハミル

ポートマギーの永久の親友たち

『スター・ウォーズ』がやって来る以前、ポートマギーは景観が自慢の活気あふれる一漁村に過ぎませんでした。けれども映画のロケ地に選ばれるとたちまち、ルーク・スカイウォーカーがザ・ブリッジ・バーでギネスの注ぎ方を学んだ場所として有名になりました。キャストやクルーがおいしい食事を堪能した、ザ・ムアリングスがある村としても知られています。小さな村に住む地元住民はスケリッグ・マイケルでのエピソードについては口を閉じていつも通りに過ごし、訪れるすべての人を笑顔で迎え、マーク・ハミルにアイルランドの人気スナック「テイトーチップス」を薦めたそうです。

時間にゆとりがあれば

ケリー・インターナショナル・ダークスカイ・リザーブで夜空を満喫しませんか。夜空の保護区である当地では、光害がないため天の川を観察できるほか、はるか彼方の銀河系を想像することができます。

ケリー県ディングルのほど近く、シビル・ヘッド

ケリッグ・マイケルに6世紀に建てられたアイコニックなビーハイブ・ハットが、ディングルにほど近いシビル・ヘッドを映画のロケ地として利用するために、細部までこだわって再現されました…  

E driving 27分
『スター・ウォーズ』のセット、ビーハイブ・ハットの複製品

ファンタジーの世界でひと時を

ワイルド・アトランティック・ウェイのロケ地には今、ビーハイブ・ハットの複製品に使われた一片の石も、その痕跡も残されていません。映画のキャストとクルーは、当地を発見したその時の美しさを壊したくないと考えたのです。『ナショナル・ジオグラフィック』はかつてディングル半島を「地上で最も美しい地」と呼びました。時にバイキングの攻撃を受け、時にハリウッドを歓迎した当地が今回迎えたのは、『スター・ウォーズ』のキャストと撮影クルー。撮影は主に、バリーフェリターのシビル・ヘッドと呼ばれる見事な眺望の岬の周辺で行われました。バリーフェリター村に通じる道から、地元住民に人気の秘密のスポット、ビール・バン・ビーチに向かうと、素晴らしい景色が楽しめます。

時間にゆとりがあれば

クローガー岬の吹きさらしの台地に建つのは、アイルランドの著名な陶芸家、ルイス・マルカヒーの工房兼ショップです。彼方に望むブラスケット諸島の姿にインスピレーションを得て、ろくろで自作を作ってみては?

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レイ、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

ディングルにチューバッカがやって来た!

キャストとクルーの多くは、気づけばディングルに到着していました。ファンジーという名のイルカが住むことで有名な、活気あふれる小さな町です。町での滞在を誰もが満喫しているようでした。デイジー・リドリー(レイ)は撮影の合間に、雑多な雰囲気が楽しいパブ、ディック・マックスにも足を運んでいます。ビーン・イン・ディングルのジャスティン&ルーク・バージェス兄弟によれば、『スター・ウォーズ』一行はすっかり町に溶け込んでいたようです。「店に何回か来てくれて、ようやく撮影クルーだと気づいたくらいだよ!」 とはいえ、こうした興奮は伝染しやすいもの。チューバッカを演じるピーター・メイヒューが地元の学校に挨拶に訪れると、子どもたちも大喜びしました。

時間にゆとりがあれば

フォクシー・ジョンズにぜひお立ち寄りください。ビールサーバーもあるこのDIYストアは、ビールが飲みたい、工具が買いたいという2つのニーズを同時に満たせる唯一のパブです。あるいは、当地が生んだレジェンド、トム・クリーンのために乾杯するのも一興です。史上有数の三つの過酷な南極探検に参加したトム・クリーンは帰国後、ザ・サウスポール・インを開業しました。

クレア県ループ・ヘッド&キルキー

崖が言葉を話せたなら、黄金色の浜辺や歴史ある灯台、壮観な半島を満喫しに異世界からやって来た訪問者、人懐こい野生動物について語ることでしょう。

G driving 30分
レイ、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

美しのループ・ヘッド

アメリカに向かって突き出たこの岬をぜひとも探索してみようと考えたのは、『スター・ウォーズ』のキャストとクルーが最初ではありません。海洋学者のジャック・クストーはかつて、当地をヨーロッパ一のダイビングスポットと呼びました。地元のエキスパートが喜んで、皆さんを水の世界へとご案内します。ループ・ヘッドの突端に立てば、この土地と海との結び付きがはっきりと見て取れるはずです。険しい崖、荒波に耐える洞窟、そして340年以上もの長きにわたって高台から船乗りたちを見守り続けてきた灯台が、両者の関係を物語ります。

時間にゆとりがあれば

アイリッシュ・ランドマーク・トラストが運営するループ・ヘッドのライトキーパーズ・ハウスに滞在してみませんか。ケリーからモハーの断崖まで360度の見晴らしが楽しめる一夜は、生涯一度の経験になること間違いなしです。

H
ルーク・スカイウォーカー、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

キルキーの呼び声

ループ・ヘッドからの美しい眺めを堪能し、ルーカスフィルムを温かく歓迎した町を訪れてみませんか。人けのない湾にたたずむキルキーは、休暇を過ごす場所として150年以上にわたり人びとに愛されてきました。アルフレッド・テニソンやオーブリー・ド・ヴィアといった詩人が当地を訪れたほか、小説家シャーロット・ブロンテは1894年に新婚旅行先としてキルキ―を選んでいます。彼らがとりわけ愛したのは、キルキ―の浜辺です。そして現代になっても、チェ・ゲバラやラッセル・クロウといった著名人がキルキ―の浜辺に魅了されています。特筆すべきは、近くのキャリガホルトから出発するイルカウォッチングのボートツアーで楽しめる、驚異の眺望です。母なる自然が恵む至福の時

時間にゆとりがあれば

キーティングス・バーまたの名を「ニューヨークに一番近いバー」へようこそ。もちろん、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に出演するアメリカ人俳優がここから家まで泳いで帰るとしたら、方角くらいは分かっていないとマズいですが。

ドニゴール県マリン・ヘッド

ルーク・スカイウォーカー、レイ、ミレニアム・ファルコン号の一行はドニゴール県イニショーエン半島のヘルズ・ホール周辺を探索し… 

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ルーク・スカイウォーカー、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

マリン・ヘッドを知る

ミレニアム・ファルコン号とその一行が到着した時、ワイルド・アトランティック・ウェイ最北端の小さな町はどんな反応を示したでしょうか。ファーレンズ・バーのオーナーであるヒュー・ファーレンは、喜びを隠そうともしません。「1.5マイル先で『スター・ウォーズ』の映画が撮影されていたなんて、信じられない。まるで別世界のようだった」 数週間にわたり、マリン・ヘッドは別の銀河系と化したようでした。撮影はもっぱら、波しぶきによって数百万年かけて岩場に形成された、一般人は訪れることのできない地下洞窟「ヘルズ・ヘッド」で行われました。撮影チームにすっかり心奪われたヒュー・ファーレンは、店の壁にヨーダの巨大な絵を描きました。今では店を訪れるあらゆる客を、ルーク・スカイウォーカーがビールを飲みに現れ、銀河系間のギャグを披露した時のエピソードでもてなしています。  

時間にゆとりがあれば

タイミングが合えば、素晴らしいご褒美も。実はイニショーエン半島でも地平線に踊るオーロラを見ることができるのです。  

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