旅のヒント:ダブリンの玄関口 アイルランドいにしえの東部

Driving Driving
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3 日間

「まるで映画のよう」ダブリンの玄関口、アイルランドいにしえの東部を彩るヴィクトリア時代の壮麗な邸宅や、そびえる山頂、花咲き乱れる庭園を一言で言い表せる言葉はほかにありません。

失われた愛や古代の闘い、侵略、反乱、目を見張るような美の物語。アイルランドいにしえの東部のルーツは、ウィックロー、カーロウ、リーシュ、オファリー、ティペラリー、キルデア、ミーズの各県に見つけることができます。都会を離れ、5000年の歴史をさかのぼる旅に出かけましょう。

ダブリンの玄関口 アイルランドいにしえの東部

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マップ

1日目

「アイルランドの庭」とも呼ばれるウィックローは、アイルランドならではの手入れの行き届いた邸宅と緑の荒野が一度に楽しめる場所です。

A driving 32分
パワーズコートの大邸宅と庭園

王冠の宝石

パワーズコートを訪れた人は誰もが、角を曲がり、その華麗なる邸宅と庭園が目の前に姿を現した瞬間、思わず息を呑むはずです。18世紀に建てられた大邸宅は、ルネサンス期の屋敷の壮麗さを当時に伝えるものです。ナショナルジオグラフィック誌の世界三大庭園の1つに選ばれたパワーズコートには、野草が咲き乱れ、木々が豊かな緑をなしています。また日本庭園のような静寂の場が、ウィックローの田園を彩る天上の庭園に特別な雰囲気をもたらしています。

時間にゆとりがあれば

小腹が空いたら、 パワーズコート・ハウス内にあるアヴォカ・テラス・カフェへ。広大な庭園を眺めながら、おいしい軽食が楽しめます。

B driving 17分
サリー峡谷

ハリウッド・ヒース・トレイル

雄大なサリー峡谷を抜ける美しい山道を行けば、なぜここがハリウッド映画のロケハンに愛されているのか、すぐに分かるはずです。自然が生んだおとぎの国は、『ブレイブハート』『P.S. アイラヴユー』『エクスカリバー』など多くの映画に登場します。紫のヒースや黄色のハリエニシダに飾られた景色を見逃す手はありません。山道にはほかにも2つの見どころがあります。もともとは山道の監視に当たる兵士たちの住まいだったグレンクリー・ビジターセンターは、現在は平和と和睦の象徴とされている場所です。グレンクリー戦没者墓地には、アイルランドで戦死したドイツ軍兵士が眠っています。

見逃さないで

サリー峡谷の山道では、ギネスを湛えた湖、ロッホ・テイにもぜひ立ち寄ってください。ギネスというのはいわば比喩で、 実際には、黒ずんだ水を湛え、白い砂浜が広がる湖です。砂はギネス一家が当地に持ち込んだもので、まさに巨大なギネスのパイントジョッキといった趣が楽しめます。

C
グレンダーロッホ

古代の静謐

山から峡谷へ、さらに静謐なるグレンダーロッホへと歩を進めてみましょう。グレンダーロッホの谷には6世紀に建造された修道院がたたずんでいます。陽射しを受けて鏡のようにきらめく2つの湖を眺めながら、ウィックロー国立公園の長短さまざまなトレイルを歩くのがおすすめです。

時間にゆとりがあれば

1日目の締めくくりは、近くのグレンダーロッホ・ホテルのホットチョコレートで。あるいはウィックローの町まで足を延ばし、サウス埠頭のザ・ライトハウス・レストランで温かい歓迎とごちそうをどうぞ。

ロック・オブ・カシェル

2日目

ゴールデン谷を見下ろす壮大な遺跡、妖精の言い伝え、キリスト教への改宗。トレイルルートを巡って、波瀾万丈の歴史をさらにたどってみましょう。

D driving 1時間25分
ダケッツ・グローブ

燃え盛る物語に包まれた塔

19世紀に建てられ、1930年代に火災後に打ち捨てられたダケッツ・グローブの城は今なお、往時の美しさと壮麗さを失っていません。空高くそびえる小塔ややぐらが物を言うことができたなら、いったいどんな話が聞けるでしょう。たとえばそれは、実の母親から疎まれ、わずか1シリングしか遺産を相続できなかった娘の悲しい話かもしれません。あるいは、バンシー(家族の死を予言するという大昔の妖精)の言い伝えかもしれません。

時間にゆとりがあれば

アビーライックスのパブ、モリッシーズで、ビールとトーストサンドを。アンティークショップ併設の個性あふれるパブです。

E driving 1時間32分
ロック・オブ・カシェル

空に届く古城

ティペラリーまで歩を進め、国内随一の歴史的建造物、ロック・オブ・カシェルを訪れてみましょう。悪魔によってゴールデン谷の中心に落とされたと言われる「ロック(岩)」は、実際には大昔の砦の名残です。13世紀に建造されたゴシック様式の大聖堂と円塔、15世紀の古城を見ることができます。ロック・オブ・カシェルには、17世紀の大虐殺や20世紀の落雷など、数多くの逸話が隠されています。なかでも最も有名なエピソードは、聖パトリックがマンスター王をキリスト教改宗へと導き、その際に王を司教杖でうっかり打ってしまったというものでしょう。

時間にゆとりがあれば

カシェル・ヘリテージ・センターで当地にご先祖がいないか調べるのも一興です。あるいはブル・ボルセンターで、伝統的なショーを楽しんでは?

F
スリーヴ・ブルーム・ウォーキング・トレイル

野生の地

18世紀に建造されたエモ・コートで車を降り、新古典主義の大邸宅を見学してみましょう。建物は見事に修復されており、印象的な庭園と植物園に囲まれた名所です。あるいはもっとワイルドに、スリーヴ・ブルームを目指すのもおすすめ。農村が点在するスリーヴ・ブルーム自然保護区は、山に広がる湿地が有名で、珍しい猛禽類ハイイロチュウヒの生息地としても知られています。

時間にゆとりがあれば

タラモアへの途上では、ザ・ブルー・エプロンで地元の名物料理に舌鼓を打っては?

日本庭園

3日目

伝統の3回蒸溜、スタリオン(種馬)とスター(星)の物語、古代の戦場、崩壊と再生を経た大邸宅。タイムトラベルはまだまだ続きます。

G driving 48分
タラモアD.E.W.

命の水

オファリーはグランド・キャナルの岸に建つタラモアD.E.Wビジターセンターには「魔法の数字」があります。タラモアD.E.W.では長年にわたり、3回蒸溜、3回ブレンド、3回熟成を経たウイスキーを造ってきたのです。D.E.W.は生みの親であるダニエル・E・ウィリアムズにちなんだ名前。車を停めて、ぜひアイリッシュウイスキーを体験してください。ホールに足を踏み入れ、ウイスキー造りについて学び、見学ツアーを十分に堪能した後は、併設のレストラン、ザ・ボンドへ。タラモアデューでフランベした「アイリッシュ・ドランクン・マッシュルーム」でくつろぎましょう。

H driving 48分

最高の血統

アイルランド最高の馬繁殖場として古くから名を馳せてナショナル・スタッド。その伝説は世界にとどろいています。春に訪れれば、子馬が飛び跳ねて遊ぶさまを見ることができます。繁殖場はいつ訪れても静けさに満ちており、100年前に作られた隣接する美しい日本庭園では、桜が舞い散り、鏡面を思わせる湖に睡蓮が咲き乱れています。

時間にゆとりがあれば

ニューブリッジでは、ミュージアム・オブ・スタイル・アイコンで華やかな気分を味わいましょう。往年のハリウッドスターが着用した世界有数のアイコニックなドレスが展示されています。しかも入館料は無料です。

I driving 35分
キャッスルタウンの館

悪魔も訪問した

アイルランドでもとりわけ個性的な邸宅と言われるキャッスルタウンの館へは、木々が立ち並ぶ美しい大通りを抜けて行きましょう。キルデア県のチャーミングな町セルブリッジにほど近いところに建つキャッスルタウンの館は、かつて崩壊と再生を経験しており、大金持ちや有名人、大統領や政治家、果ては悪魔さえも訪れたとか。

時間にゆとりがあれば

のどかな雰囲気のコートヤード・カフェで日なたぼっこを楽しみつつ、焼きたてのアップルパイやスコーン、クロワッサン、さまざまな焼き菓子をご堪能あれ。

J
トリム城

古代の戦場

ノルマン人が建造したものとしてはアイルランド最古のトリム城は、絵のようなトリムの町で堀に囲まれてたたずんでいます。城はかつて戦場となり、他国との条約が幾度となく取り交わされ、さらに近年では映画『ブレイブハート』のロケ地としても利用されました。建物中央の巨大な柱はあたりの風景を圧倒するようです。城の周りを散策し、建物を隅々まで見てまわるもよし。近くを流れるボイン川をボートで渡り、ノルマン人の生んだ威厳あふれる美を堪能するのもおすすめです。

時間にゆとりがあれば

ダブリンに戻る前にはぜひ、最高に美味な伝統的なアイリッシュディナーが堪能できる、ベリンター・ハウスのエデンにお立ち寄りください。旅をおしゃれに締めくくるには理想的な選択肢ですよ。

壮大なる島の景勝地をさらに探訪する

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